辞書の基礎知識
辞書には投資を 「辞書はお金で買える実力」といいます。いい翻訳者になるためには、いい辞書を買い揃えることが必要です。また言葉は刻々と変わっていきます。もったいないようですが、順次最新版に買い換えていくこともやむを得ません。ただし、やたらと数を集めればいいというわけではなく、使い方も重要です。辞書は安いものではありません。せっかくお金を出すのなら上質の、使い勝手のいい辞書を、上手に買いたいもの。このサイトがそのお役に立てれれば幸いです。 | |||||||
LogoVista 辞書について【重要】 これまで、EPWINGブラウザで使えるCD-ROM辞書(ダウンロード版含む)の選択肢の一つとして、LogoVista版をご紹介してきましたが、最近事情が変わりました。
[2020/10/02] | |||||||
代表的な辞書ブラウザ [追記:2017-02-26]この数年、CD-ROM辞書を取り巻く環境がだいぶ変わったのですが、このエントリーをなかなか最新にすることができずにいます。EPWING辞書に興味を持たれた方は、「ビジネス技術実用英語大辞典」[リンク]を制作されている海野和子さんによる「EPWING電子辞書/事典/書籍を閲覧するためのEPWING閲覧ソフトの使い方(Win,Mac,iOS,Android...)」[リンク]をぜひご参照ください。 翻訳フォーラムの幹事4人で共同執筆した「翻訳のレッスン」(講談社, 2016)第3章にも辞書環境の整え方が書いてあります。また翻訳フォーラムでは定期的に辞書や辞書ブラウザに関するセミナーやイベントを行っています。イベント情報はfhonyaku.jpをご覧ください。 | |||||||
辞書の種類と形態 翻訳に使う辞書や資料にはいろいろな種類と形態があります。 【種類】翻訳の仕事をするには英和/和英辞書・国語辞典・専門用語辞書・百科事典・用字用語辞典などが必要です。次ページ以降では、イマドキのプロの翻訳者に人気のある辞書を紹介していきます。 【形態】辞書には従来からある紙のものにくわえて携帯用電子辞書、電子ブック、CD-ROMなどさまざまな形があります。現在、翻訳者の間でもっともポピュラーなのは、パソコンのハードディスクに格納して使うCD-ROMです。以下に各形態の特徴を記します。 ★CD-ROM
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